最終更新日:2012/01/28

FXの証拠金とレバレッジ

FXでは売買取引を始める際に、取引をする額に対し所定の割合の証拠金を担保のような意味合いで取引口座に預け入れることが必要となります。

預け入れた証拠金が10万円だった場合、10万円分の取引しかできないかというとそうではなく、それ以上の取引が可能です。
なぜなら、FX取引には「レバレッジ」というシステムがあるからです。
FXを教える女性
レバレッジというのは、証拠金に各FX業者が設定した数値を掛け合わせ、算出された額面での取引を可能とするものです。
わかりやすく例をあげてみましょう。

証拠金10万円でレバレッジをかけずに円とアメリカドルとでFX取引をする場合、2009年8月時点でのスワップポイントは0.15%ですから、手数料や為替損益を考えずに1年間で得られる利益は、100,000×0.15=15,000となります。

一方、同じ証拠金10万円で10倍のレバレッジをきかせて取引をした場合には、100,000×10×0.15=150,000となり、スワップ金利だけで年間15万円もの収益が発生することになります。

用意する証拠金の額は同じでも、レバレッジをきかせると受け取ることができるスワップポイントもレバレッジ分だけ増えるのです。

FXではこのように、少ない資金で大きな利益を得られる仕組みがあります。
しかし、レバレッジはいわば両羽の剣です。
利益を大きくできる反面、相場が思惑とは逆に動いた場合には負う損失もレバレッジをきかせた分だけ大きくなります。

そのため、FXで着実に利益を得るためにはレバレッジを低めに設定し、大きな損失を被らないよう損切りのラインをあらかじめ決めておくことが重要となります。

FXの証拠金とは

FX取引を始める時には、取引をするFX業者を選んで取引口座を開設します。

口座開設をする時には、すぐに取引をしなくてもその業者が一定の金額を口座に入れなければいけないと定めている時には、その額を入金し口座を設けます。
これを最低初回入金額といいます。
FXするスーツ女性
最低初回入金額は、FX業者によって必要なところと不要なところとがあるので、すぐにFXを始めるわけではないけれど、いつでも始められるように口座は持っておきたいという方は初回入金の必要がないFX業者を選ぶと良いでしょう。

FX取引を始める時には、もうひとつはじめに必要になるお金があります。
それはFX取引が「外国為替証拠金取引」と呼ばれる所以となっている「証拠金」です。

証拠金は、外貨の売買取引を行う上で保証金の意味合いを持つもので、取引を行う額に対し、所定の割合で必要になる証拠金の額が決められています。
50万円分の取引をしたいのなら、その10%の5万円が証拠金として必要になるといった具合です。

証拠金はFX取引を行う際の担保のようなもので、預けた証拠金の範囲内で売買取引を行うことになります。
10万円の証拠金で取引を始めた場合、損失で10万円全てがなくなってしまうと強制的に取引ができなくなってしまいます。

また、証拠金率(損失を差引いた額の割合)が所定の率を割り込んだ場合には、強制的に決済処理が行われることになります。
この強制決済はロスカットといい、投資家が持つ資金以上の損失を負わないよう設けられた制度です。